工務店の設計力
毎日暑い日が続きますね。
工務店における「設計力」。これは、工務店経営において生命線とも言える最重要要素だと私は思います。
私も先日まで、半年間にわたり開催された新建ハウジングさん主催の「工務店設計塾」第7期に参加していました。塾長は『間取りの方程式』の著者で建築家の飯塚豊さん、副塾長はリオタデザインの関本竜太さん。そして全6回の講義には、毎回著名な建築家がゲスト講師として参加されます。
この塾は「講義+課題設計への講評」が1セットになっており、特に著名な講師陣による課題の講評を直接受けられる、まさに夢のような内容です。全国からは有名工務店や設計事務所の意識の高い設計者が多数参加していました。
私も参加前は不安もありましたが、それ以上に「ここでしか得られない大切な学びを習得したい」という思いが勝り、参加を決意しました。
塾では多くの貴重な教えをいただき、「良い設計とは何か」という軸が自分の中で明確に刻まれました。さらに、目指すべき建築の方向性や、今後どのように努力を重ねればよいかもはっきりと見えるようになりました。
日々の設計業務にも変化が現れ、このプランだと飯塚先生や関本先生はどんな指摘をされるだろう・・・と考えると、以前のように「これでよし!」とは簡単にいかなくなりました。結果として、良い意味で設計にかける時間が長くなっています(笑)。
これまで自分の設計力を評価される機会はほとんどありませんでしたが、第3回の設計課題で「飯塚賞」を、通期を通しては上位2名に送られる「総合関本賞」をいただくことができました。
これからは、この塾で学んだことを実際の建物にどう反映していくかが課題です。塾の中で「学びを活かした設計塾仕様のモデルハウスを建てます!」と宣言しましたので、その実現に向けて日々努力を重ねていきます。
リアル開催では、講師の先生の実作を見学し学びと刺激を頂きました。