冬こそ体感してほしい「床下AC」のある家

公開日:2026/01/26(月) 更新日:2026/01/26(月) 社長ブログ

こんにちは。今週は寒い日が続きましたね。

今日は弊社稲岡MHにも採用している床下AC暖房について書いてみます。

 

 

サーモ熱画像で分かる、住まいの暖かさの違い

 

 

冬の住まいの快適性は「室温が何度あるか」だけでは判断できません。

その違いが分かりやすく表れるのが、サーモ熱画像です。

 

早速、最新の稲岡MHと、築20年になる弊社事務所にてサーモ画像を撮影してみました。

20年前の事務所稲岡MH

(20年前の事務所熱画像)            (最新の稲岡MH)※床、壁、天井の温度が均一

 

断熱性能や気密性能が十分でない事務所のサーモ画像では

 

・床付近に冷気が溜まっている

・床・壁・天井の表面温度に大きな差がある

 

といった様子がはっきり確認できます。

これは、冷たい空気が床に滞留し、上下で温度むらが生じている状態です。

 

一方、最新の弊社モデルハウスで撮影したサーモ熱画像では、

 

・床・壁・天井の温度差が少ない

・室内全体が均一な温度分布になっている

という結果が確認できます。

 

 

「体感温度」

 

 

人が感じる暖かさは、空気の温度だけで決まるものではありません。

体感温度は、次の式で表されます。

 

体感温度=(空気温度+輻射温度)÷2

 

輻射温度とは、床・壁・天井など、

人の周囲にある表面温度のことを指します。

 

床や壁が冷たい輻射温度の低い住まいでは、

空気温度が暖かくても体感温度は低くなり、

「足元が寒い」「なんとなく冷える」と感じやすくなります。

 

床の熱画像

※床の吹き出し口から暖気が上がっている様子がわかります。又床温度が19.2℃ 足元が適度に暖かく快適です。

 

 

床下ACが体感的に暖かく感じられる理由

 

模式図

床下ACは、山陰では24時間の連続運転を前提とした暖房方式です。

床下から供給された暖気が、時間をかけて家全体に行き渡ることで、

 

・床の冷たさが無くなる

・壁や天井の温度も安定する

・室内全体の温度ムラが少なくなる

 

といった室内環境がつくられます。

 

その結果、床・壁・天井の温度が揃いやすくなり、

輻射温度が高い状態が保たれるため、

実際の室温以上に暖かく感じられる空間になります。

 

サーモ熱画像で室内全体が同じような色合いで表示されているのは、

この状態が出来ている一つの目安です。

 

 

温度ムラが少ない住まいは「安心」につながる

 

 

家全体の温度ムラが少ないという事は、

単に「暖かい」という快適性だけでなく、

暮らしの安心にもつながります。

 

暖かいリビングから、寒い廊下や脱衣室へ移動したときに起こりやすい

急激な温度変化は、ヒートショックの原因の一つとされています。

床下ACによって

 

・リビングだけでなく

・廊下や洗面室、脱衣室まで

 

家全体の温度差が小さくなることで、

急な寒暖差が生じにくい住環境が作られます。

 

日々の暮らしの中で、

「寒い場所に行くのがつらい」と感じにくくなることも、

床下ACの大きなメリットです。

 

 

モデルハウスの電気代実績(太陽光発電あり)

 

 

当社モデルハウスには5.1KWの太陽光発電を設置しています。

直近の、床下ACを24時間連続運転した際の電気代と売電額を整理すると、

以下のようになりました。

 

電気代

※実質電気代=支払った電気代ー売電金額

※モデルハウスでの使用状況のため、実際の暮らしでは電気代はこれより増えると想定されます。

 

 

連続運転でも、電気代は大きく変わらないケースも

 

 

床下ACは24時間連続運転を行うため、

電気代を心配されることも少なくありません。

 

しかし実際には、一般的なお家で見られる

 

・部屋ごとにエアコンを付けたり消したりする使い方

・冷え切った室内を一気に温める運転

 

と比較して、

電気代が大きく変わらないケースが多くあります。

 

室温を安定させる事で、

エアコンにかかる負荷を抑えやすくなるためです。

 

 

太陽光発電があることで、安心して使える暖房に

 

 

床下ACのような連続運転の暖房では、

「電気代を気にして我慢する」よりも、

経済的にも、安心して使えることが重要だと考えています。

 

太陽光発電がある事で、

 

・暖房を止めたり弱めたりする不安が少ない

・冬でも快適さを優先しやすい

 

といった心理的な安心感が生まれます。

 

結果として、

床下ACの良さを無理なく引き出すことにつながります。

 

 

まとめ

 

 

床下ACは、

連続運転によって家全体の温度を安定させ、

床・壁・天井まで含めた輻射温度を高める事で、

体感的に暖かく、温度ムラの少ない空間をつくります。

 

その快適さは、

ヒートショックの起きにくい住環境という「安心」にもつながります。

 

暖かさと安心を、どちらも大切にした住まい。

冬だからこそ、その違いをモデルハウスで体感してみて下さい。

 

 

最後に

 

 

今現在、半年に渡って行われる、“全国の先進事例に学ぶ全館空調講座”に参加しています。

床下AC方式や、小屋裏AC方式における、設計施工上の勘所を学んでいます。

それらを自社にフィードバックし、より快適で効率的な仕組みとしてご提供できるよう努めてまいります。