【住宅ローン】新視点「変動の安さ×固定の防衛力」を両立する賢い方法
こんにちは!
タケシバ建設の営業の吉川です。
以前のブログで「変動金利と固定金利の違い」や「銀行選びのチェックポイント」について書かせていただきましたが、読んでいただけましたでしょうか?
世の中の金利のニュースを見ていると、やっぱり「全期間固定(二段階固定金利など)で最初から最後まで支払額を確定させておくのが一番安心安全だな」と私自身も強く思っていました。
ですが先日、地元の銀行員さんと資金計画のお話しをしていた時に、目からウロコな「新しい視点」を教えてもらったんです。
「固定金利も安心ですが、実はお金をしっかり分けて管理できる人なら、この時代でもやっぱり変動金利を上手に使うのが一番お得なんですよ」
前回のブログでお伝えした「固定の安心感」ももちろん大正解。決して間違いではありません。
でも、住宅ローンの組み方にはこんな賢いアプローチもあるんだ!と非常に勉強になったので、ぜひ皆様にもシェアさせてください!
1. 銀行員さんが教えてくれた「エア固定金利」作戦
銀行員さんが教えてくれた考え方は、とてもシンプルでした。
例えば、固定金利で借りた場合の毎月の返済額が「月11万円」、変動金利で借りた場合の返済額が「月9万円」だったとします。
この時、変動金利で契約しているけれど、毎月引き落とし口座には最初から「11万円(固定金利のつもり)」を入れておくという方法です。
| 口座に入れる金額(固定金利のつもり): | 110,000円 |
| 実際の引き落とし額(変動金利): | ▲ 90,000円 |
| 口座に自動で残る金額(毎月のプチ貯金): | + 20,000円 |
こうすると、何が起こるでしょうか?
- 毎月勝手にお金が貯まる: 差額の2万円が毎月口座に残り、1年で24万円、5年で120万円の貯蓄が自然に生まれます。
- 金利が上がっても慌てない: もし将来、世の中の金利が上がって引き落としが月9.5万円、10万円と増えても、もともと「11万円」で家計をやりくりしているので生活水準を崩す必要がありません。
- いざという時の防波堤になる: 口座に貯まったお金は、将来の繰り上げ返済や、お子様の進学費用、修繕費としてそのまま手元に残せます。
つまり、「変動金利の安さの恩恵を受けつつ、固定金利並みの防衛力を持たせる」という作戦です。
2. ただし、変動金利には「手数料」の壁がある
「それなら全員変動金利でいこう!」となりそうですが、前回のブログでも触れた【初期費用の壁】を忘れてはいけません。
多くの地元銀行さんでは、変動金利を選ぶ際に「融資手数料(保証料)」として借入額の約2.2%がかかります。
例えば4,000万円をお借り入れする場合、約88万円の手数料が最初に必要になります。
この88万円を自己資金(手持ちの現金)から出せない場合、住宅ローンのお借入額に上乗せして借りることになります。(4,000万円の家なら4,090万円の借入)
固定金利(フラット35や各行の段階固定プランなど)だと手数料が一律55,000円前後で済むケースが多いため、スタートラインで数十万円の差がつくことになります。
3. この作戦がピッタリハマる人の条件
これらを踏まえると、今回の「変動金利活用術」がバッチリ活きるご家庭の姿が見えてきます!
- 借入枠にゆとりがある方: 2.2%の手数料をお借入に上乗せしても、審査や日々の返済比率に無理がない
- 口座のお金を「見なかったこと」にできる方: 毎月残る2万円を「今月余ったから外食しちゃおう!」と使わずに、キチンと返済口座や別口座に残しておける
- 金利の低さを武器にして、手元現金をしっかり守りたい方
逆に、「口座にお金があるとついつい使ってしまう…」「毎月の管理をあれこれ考えるのがストレス!」という方は、前回ご紹介した通り、最初から引き落とし額がビタ一文変わらない固定金利を選んでおくのが一番の精神安定剤になります。
4. 最後に
住宅ローンは、「固定が絶対正義」「変動のほうが絶対トク」という単純な白黒ではなく、「我が家の家計管理のクセ」や「お金の使い方」に合わせて選ぶのが本当に大切だなと改めて実感しました。
「うちは手数料を上乗せして変動にした方がトクなのかな?」
「我が家の予算だと、どっちのプランが安全?」
そんな疑問をお持ちでしたら、銀行のパンフレットや電卓を一緒に叩きながら、リアルなシミュレーションをさせていただきます!
いつでもお気軽にお声がけくださいね。
皆様のお家づくりとお金のお悩みが、少しでもスッキリ軽くなりますように!
ご来場、心よりお待ちしております♪
住宅ローンについてよくあるご質問
Q. 毎月口座に余ったお金は、すぐに「繰り上げ返済」に使ったほうがいいですか?
慌てて繰り上げ返済に回さず、まずはそのまま口座に手元資金として残しておくことをおすすめします! 住宅ローン控除の期間中は手元にお金を残しておいた方が有利になるケースが多く、またお子様の教育費や家電の買い替え、万が一の収入減少時の備え(防波堤)としても活用できます。「いつでも返せる状態」を作りながら手元資金を厚くできるのが、この作戦の最大の強みです。
Q. 変動金利の手数料(借入額の約2.2%)は、現金で用意できないと変動は選べませんか?
手元に現金がなくても大丈夫です!ほとんどの地元銀行で、手数料分をお借入額に上乗せして住宅ローンを組むことができます(例:4,000万円の借入なら4,090万円の借入枠で申請)。 ただし、借入総額が増える分、年収に対する返済比率(借入限度枠)の審査に余裕があるかどうかがポイントになります。枠に余裕があるかどうかは、弊社ですぐに試算できますのでお気軽にご相談ください。
Q. 金利が急激に上がってしまったら、毎月の返済額が一気に跳ね上がるのが怖いです…
多くの変動金利には「5年ルール(金利が上がっても5年間は毎月の返済額が変わらない)」や「125%ルール(見直し後も返済額の引き上げは前回の1.25倍まで)」という家計を守るセーフティネットがあります。 いきなり翌月から返済額が倍になるようなことはありません。さらに今回の「固定のつもりで口座にお金を入れておく作戦」を実践していれば、すでに毎月の差額貯蓄があるため、落ち着いて対応できます。
Q. 「固定金利」と「変動金利」、途中でプランを変更することはできるのですか?
基本的には、変動金利から固定金利への切り替えは手続きをすれば可能です。 ただし、「世の中の金利が上がってきたから固定に変えよう!」と思ったタイミングでは、すでに固定金利の方が先に大きく上がってしまっていることがほとんどです。途中で切り替える前提ではなく、最初から「我が家のリスク許容度」に合ったプランを選んでおくことが大切です。
Q. やっぱりお金があると使ってしまいそう…そんな私には固定金利のほうが合っていますか?
はい、固定金利がおすすめです! 「口座にお金があるとつい外食や買い物に使ってしまう」「毎月金利のことを考えるのがストレス」という方にとって、引き落とし額が完済まで1円も変わらない固定金利は、なによりの「精神安定剤」になります。金利の損得だけでなく、ご家族の性格や家計管理のスタイルに合わせることが正解です。
Q. 地元の銀行で変動金利を選ぶ場合、銀行ごとに違いはありますか?
金利の数字自体は各行とも近い水準ですが、「団体信用生命保険(がん保障や三大疾病の手厚さ)」「夫婦連生(ご夫婦どちらに万が一があってもローン残高がゼロになる特約)」「金利の有効期限(お引渡しまで見直されないか)」などに大きな違いがあります。 タケシバ建設の工期スケジュールや、お客様のお仕事・ご家族構成によって最適な銀行が変わりますので、ぜひパンフレットを見比べながら一緒に確認しましょう。
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